男性として生まれ、女性として生活している30代の会社員が、勤め先の上司から「なんで女装してんねん」などと性自認に関する侮辱「SOGIハラ」を受けたとして、損害賠償を求める裁判を起こしました。

訴えによりますと、30代の原告は、2019年までの2年間、勤め先のIT関連会社の上司だった男性から「なんで女装してんねん。お前、男やろがい」などと性自認に関する侮辱「SOGIハラ」を繰り返し受けました。

こうした行為で精神的苦痛を受けたとして、原告は元上司と会社に合わせておよそ550万円の損害賠償を求める訴えを27日、東京地裁に起こしました。