楽天モバイル解約者が他キャリアの草刈り場状態…0円廃止で携帯電話事業に暗雲
https://biz-journal.jp/2022/05/post_297305.html

 楽天モバイルが携帯電話の使用容量1GB未満の利用料金を、現行の0円から7月以降に有料にするよう料金プランを切り替えた。
これを受け離反したユーザーが他社の草刈り場となっている。
KDDIやソフトバンクのサブブランドのほか、格安スマホ業者のインターネットイニシアティブ(IIJ)などが低容量低料金プランで争奪戦を展開している。
月間の使用容量が1GB未満のユーザーは全体の3割を占めるとの調査結果もあり、
「いくら通信料収入につながらないフリーライダーとはいえ、楽天が逃した魚は大きい」(携帯大手関係者)との声も上がる。

 楽天の株価も「0円廃止」の新料金プランを発表した13日は上昇したが、
翌営業日の16日から23日までは下落が続いている。
市場関係者は「当初は収益改善につながるとの評価で買いが優勢になったが、
連日他社への乗り換えが報じられると今後楽天モバイルの新規契約が伸び悩むのではないかとの懸念が強まり、
次第に売りが優勢になった」と分析する。