>>意外なことに、梅毒以外の性感染症(淋病や性器クラミジア感染症、エイズなど)は増えていない。

「それよりもむしろ、こうしてメディアに”梅毒が増えた”という情報が流れ、注目されるようになったことで、感染に不安を覚えた男女が積極的に医療機関を受診するようになったり、医師が関心を示すようになったりして、梅毒診断の機会が増えたのではないかと推測しています」(北村さん)

梅毒は、保健所への届け出が義務づけられている「感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)」の「五類感染症」に該当する。風疹や麻疹(はしか)などと同じ扱いだ。そのため、医師は症状から梅毒が疑われ、かつPCR検査などで陽性になった患者を診た場合、7日以内に保健所に届け出なければならないことになっている。


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