笹原教授が2004年に国が定める人名用漢字を増やす改訂に携わった際、命名者から役所に使いたいと要望があった漢字を調べると「胱」があったという。
尿をためる「膀胱(ぼうこう)」で使う漢字で、月は「にくづき」という部首。
本来は「肉」の象形で、「肺」や「肝臓」などの偏と同じだ。「月と光でロマンチックなイメージを持った人がいたのではないか」と推察する。

 他にも「生臭い」という意味を持つ「腥」が何件もあった。
こちらも見た目から「月」と「星」で良いイメージを持ち、「せい」という名前に使おうとしていたのではないかという。

https://www.asahi.com/articles/DA3S13212918.html