大阪府吹田市で今年3月、車が道路脇の街路樹にぶつかり、乗っていた0歳の乳児が死亡した事故で、警察は、無免許で車を運転し、乳児を死なせたとして、父親を逮捕しました。

無免許過失運転致死傷の疑いで逮捕されたのは、高槻市に住む無職の井上翔太容疑者(29)です。

井上容疑者は3月6日午前4時ごろ吹田市千里丘西の路上で無免許で車を運転して対向車線側の街路樹に衝突し、同乗していた長男の龍絆愛ちゃん(3ヵ月)を死なせた疑いなどがもたれています。

事故では井上容疑者と妻(26)、2歳の次女の3人が内臓を損傷するなどの重傷を負い、4歳の長女も頭を打撲するけがをしました。

井上容疑者は容疑を認めています。

警察によりますと、井上容疑者は過去に自動車の免許を取得したことがないということです。

現場は見通しのいいゆるやかなカーブで、警察は井上容疑者が事故の前に酒を飲んでいた可能性も視野に調べています。