「きっかけは、ロードバイク。もう一台あるから、健康にいいからやってみないかと誘われた。嬉しいですよ!共通点ね。(娘婿は)器用な子で、組み立てたのを私にくれたんですよ」

ところが被告人の認識では、ある日「娘婿がロードバイクごと持ち去ってしまった」のだという。

「せこい、ひどいことするなと思いましたよ。親戚で……何てせこいことするんだと。腹立った。あいつは貸したっていうんだけど、ちゃんと断るべきじゃないかと言ってるわけ!」

娘婿は被告人に自転車を貸したつもりだったが、被告人はもらったと思い込んでいたようだ。そのために、持ち去られたと憤慨し、今でもその恨みが残っているのだという。