あらすじ

タラオが誕生日を迎えた。盛大に祝う磯野家。更に大阪に出張中のマスオも、20日振りに帰宅する予定だった。ところがマスオから「仕事の都合で帰宅が延びる」という電話が来て、サザエはガッカリ。だが、マスオが世話になっている大阪の叔父・西野万造一家が誘ってくれるので、サザエはタラオを両親に預けて、一路大阪へ。
だが着いてみると、マスオは京都の出張所に泊まらなければならないという。翌日京都に行ったサザエは、喫茶店でマスオとようやく会った。話によると、マスオの仕事は京都支店新築のため、敷地買収で立ち退く人たちとの円満解決を図っているのだが、そのうち1軒だけ立ち退きを拒否し続けている家があるという。
その家とは、「エプロンおばさん」こと敷金(しきかね)なしが経営している下宿屋だった。それを知ったサザエは、持久作戦に出ることに、そして敷金家の女中として住み込むことになった。サザエはおばさんに気に入られ、おばさんはサザエを独身だと誤解し、結婚させようとした。だが真相が分かって大憤慨。サザエは首を言い渡されるが、サザエは抵抗する。そこへおばさんの息子・敷金一郎が帰省した。そして就職先が、波平の勤めている「日の丸電機」だと聞いて、おばさんは驚く。結果、おばさんは東京移住のために立ち退くことになった。