AMDが一足先にRyzen 6000シリーズでRDNA2アーキテクチャーを内蔵するCPUを発売しており、この流れを引き継いでZen4 Ryzen 7000シリーズもCPU内蔵GPUが強化される方針です。

ただ、ライバルのIntelもCPU内蔵GPUを大幅強化を予定しており、2023年中頃に登場予定のMeteor Lakeで強化が行われます。
現行のAlder Lake CPUでは96基のExecution Unit(EU)がモバイル向けの内蔵GPUとしては最大の構成となっていますが、
これがMeteor Lakeでは最大192基のEUが搭載される見込みで、現行のAlder Lakeに搭載されている内蔵GPUに対して2倍以上のパフォーマンス向上が期待されています。

CPU内蔵GPUについてはこのようにAMDもIntelもプロセス微細化やGPUアーキテクチャーの進化に伴い大幅強化が可能となっており、
近い将来GeForce RTX 3050やAMD Radeon RX 6500Mなどエントリー向けのモバイル向けGPUはCPU内蔵GPUに取って代わられる時代が近い内に来る可能性が高そうです。

PlayStation 5ではZen2アーキテクチャーのCPUとRDNA2アーキテクチャーのGPUでCompute Unitを36基搭載されていますが、Ryzen 7000シリーズのモバイル版についてはCU24基という事で、
PS5の7割程度のGPUコアが搭載されているため、グラフィックスパフォーマンスとしては期待が出来そうなものになっています。

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