携帯電話をだまし取ったとして、香川県警は11日、男性巡査部長(50)を詐欺容疑で書類送検し、停職6カ月の懲戒処分とした。

 巡査部長は「借金返済のことしか考えられなかった」と話しており、同日付で依願退職した。

 送検容疑は2019年5〜7月ごろ、高松市の複数の携帯電話販売店で、転売目的を隠してスマートフォン計16台を契約し、詐取した疑い。

 県警によると、巡査部長は業者に携帯電話を転売し、数万円を得ていたという。県警が昨年4月、巡査部長がパチンコなどで借金をしていたことを把握し、調べていた。

 県警監察課の中村弘孝首席監察官は「警察官としてあるまじき悪質な事案であり、厳正に処分した。県民の皆さまに深くおわび申し上げる」とコメントした
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