0001風吹けば名無し
2022/04/19(火) 06:20:34.90ID:DfaeId9K0「かくれんぼしよう」。
そう言われ、見知らぬ病院にやってきた小さな男の子。
だがいくら待っても、鬼は探しに来なかった。
2007年5月10日、熊本市の慈恵病院の看護部長、田尻由貴子さん(68)の携帯が鳴った。
電話口からは切迫した様子の看護師の声。「ゆりかごに預けられました!」
親が育てられない子を受け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)が、
日本で初めて同院に開設されたのがこの日正午。
そのわずか3時間後のことだった。
「第1号」は青いシャツの3歳児で、かくれんぼのつもりで連れてこられたという彼は、
脱いだ靴を抱えて座り込んだままポカンとしていた。
「まさか」。
受け入れ対象に考えていたのは主に新生児。
保育器など用意していた設備も大半が乳児向けだった。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33670720R00C18A8ACYZ00/