ウクライナ脱出、500万人超 半数強がポーランドへ―国連機関
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国連機関の15日の集計によると、ロシア軍のウクライナ侵攻が始まった2月24日以降に、500万人超がウクライナを脱出したことが明らかになった。第2次大戦後の欧州で最も深刻な避難民の危機となっている。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によれば、国外脱出したウクライナ人は479万6245人。国際移住機関(IOM)の集計では、これとは別にウクライナに在住していた外国人ら21万5000人近くが近隣国などへ逃れた。侵攻前のウクライナの人口は、ロシアが併合したクリミア半島と東部の親ロシア派武装勢力支配地を除き約3700万人。

 脱出したウクライナ人の5割以上に当たる270万人以上がポーランドへ、72万5000人以上がルーマニアへ入国した。18〜60歳の男性の出国が禁じられたため、出国者の90%は女性と子供。出国した外国人は、学生と移民労働者が大半を占める。