愛に餓えた男
掻きむしる黒髪 今朝も孤独
さしてする事 世間にそうなし
経ちゆく月日 手付かずの時
何かぬくもり 寝床に残る

春ひとり居て 不平がほろり
まだ見えぬままの 昔の夢も
やがてゆっくり 見えてくるよと
楽になりける されどこころは
別れたあなたを 思い忘れん