“撮り鉄”殺到…「押し出された」一般客 線路転倒
https://news.yahoo.co.jp/articles/a520a3aafdccee8a4ee2e41df890d1c471dc90ca

 駅のホームで、危険を知らせる警報音が鳴り響きます。

 線路に転落した男性が自力でホームに上がろうとするものの、上がり切ることができず、駅員3人の手助けでようやく難を逃れることができました。

 2日、東京・JR八王子駅のホームには、“撮り鉄”と呼ばれる鉄道ファンらでごった返していました。

 お目当ては、赤とクリームの色合いが懐かしい、E653系の特急「いわき」でした。

 八王子駅から福島県のいわき駅を直通運転する臨時列車で、多くの鉄道ファンが注目していました。

 構内が緊迫した空気に包まれたのは、電車が到着し、カメラを手にした一部のファンが、先頭車両目掛けて殺到したその時でした。

 目撃者:「少しでも、自分が人よりも列車寄りで撮りたいということで、線路側に集団が移動していって。その集団を避けようとして、一般の方が歩いていたが、押されてしまって、踏み外してしまって。ホームから線路に転落した」

 すぐに非常停止ボタンが押され、転落した男性は無事救出されましたが、鉄道ファンのマナーを問われる事態については…。

 目撃者:「今までは、鉄道ファンが線路内に入ってしまったとかいうのはあったが。それは、まだ一般の方に直接的に危害を与えることはなかったので。今回は、それを越えてしまったかな。一般の人に危害を与えるというのは、今までの問題とはまた別に、問題視されるべきものなのかなと」