赤い森はチェルノブイリ原発事故の無惨さを示す象徴的な場所で、放射線に被爆した松の木が赤色に変わって枯死した地域だ。ここの時間当たりの放射線量は世界平均の5000倍以上だ。

ロイター通信は先月28日、チェルノブイリ原発を掌握したロシア軍が放射能保護装備を着用せず、赤い森で放射能の粉塵を巻き上げたと伝えた。消息筋は「ロシア軍が装甲車を保護せずに運転し、赤い森を通過した」とし「これは自殺行為にほかならない」と述べた。