部員に性的暴行を加えたなどとして強制わいせつや強制性交等の罪に問われた野球部の元コーチの裁判で、大阪地裁は、懲役10年の判決を言い渡しました。

判決などによりますと、大阪市内の私立高校の元講師・水落雄基被告(31)は、高校の野球部でコーチをしていたおととし11月からの約2か月間、男子部員に対して喫煙を勧めた上で、「それ言わないから、このことも言わないで」などと言い、ズボンを脱がせて性的暴行を加えたなど、計8人への強制わいせつや強制性交等の罪に問われています。

3月23日に大阪地裁は、「部員である生徒らが被告人に嫌われると試合に出場できるメンバーから外されないかとおそれて、強く抵抗できない心理状態に乗じており極めて卑劣」などとして、懲役10年を言い渡しました。