0001風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:44:19.48ID:lPzjeT4E0
PA「ひょっとして彼氏さんですかね?」
喜多「ま、まさか…ひとりちゃんに限ってそんな…」
虹夏「ね、ねえ…、そんなこと」
リョウ「うん、ぼっちに限ってないない。何かの間違いに決まってる」
星歌「ああ、ぼっちちゃんに男なんて、そ、そんなわけないだろ、そんなわけ」
PA「あらあ、そうなんですか?けどなんかお茶の水あたりでスラっとした男の方と歩いてて、珍しくちょっと楽しげでしたけど・・」
一同「…」
0002風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:44:34.51ID:lPzjeT4E0
虹夏「(多分何かの間違いだと思うけど…でもぼっちちゃん黙ってるとかわいいしな…
ぼっちちゃん相手から告白されたら断るの苦手そうだし、可能性はなくは…
あれ、なんで私、モヤモヤしてるんだろ…)」モヤモヤ
リョウ「(ぼっちに彼氏…ぼっちは腐ってもあの見た目だし、ない話とは言い切れない…
事実ならぼっちのくせに生意気…、というかぼっちの陰キャ属性を受け止めれるのは
私くらいなのに…)」モヤモヤ
星歌「(ぼっちちゃん可愛いしな…、けどもしそれがホントならどうせろくでもない
男だろ…、とっとと難癖つけて別れさせないと…くっっそイライラしてきた)」イライラ
PA「あら?みなさん、急に黙ってどうしたんでしょうね?」
喜多「ほ、ほんとですね、あ、はは。あ、あの、私、ちょっとトイレ行ってきますね」
0003風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:44:44.50ID:FCMjuAYE0
PAってあの富山の?
0004風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:46:12.17ID:uwz5V1l+0
パ
0005風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:46:29.24ID:a5AKP1DY0
パ
0006風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:48:06.25ID:lPzjeT4E0
トイレ
喜多「(え、待って…、待って、待ってよ)」
喜多「(な、何かの冗談よね…、そ、そうに決まってるわ…、落ち着いて落ち着いて私…、
っていうかアレ、なんで私、ひとりちゃんに彼氏がいるかもって聞いただけでこんなに
気が動転してるんだろ…心臓の音すごい…)」ドキドキ
喜多「(胸も締め付けられるみたいに痛くて…
なんかちょっと涙でてくるんだけど…、あれ、
なんで私、ひとりちゃんのことでこんなに)」
喜多「(精神崩壊しそうになってんだろ…はは)」
練習中
ぼっち「……」
喜多・虹夏・リョウ「……」
0007風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:48:26.24ID:lPzjeT4E0
ぼっち「(…あ、あれ、なんで今日、皆無言…、空気冷えてるような…
というか…ずっとわたしのほうみてるような…)」
ぼっち「あ、ああ…あの…みなさん…、そ、その今日はなんだか…
よ、様子が…、おかしい…ような…」
虹夏「え!?あ、ああ、いや…その…そ、そうかな…べ、別にそういう
わけじゃないけど、ねえ、喜多ちゃん」
喜多「…ええ…、そう…ですね。別におかしいなんてことはないですよね。
強いて言えばおかしいのはひとりちゃんの方というか、はは」
ぼっち「!!えっ…え!?」ビクッ
虹夏「ち、ちょっとちょっと喜多ちゃん!?あ、あれ
ごめんねぼっちちゃん、ほ、ほらリョウも何か言ってよ」
リョウ「それで?ぼっち。相手はどこの馬の骨なのかな?」
虹夏「うおおい!!」
0009風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:48:50.11ID:4XZgtLYHx
大っ嫌いだぼっちざろっくなんて
0010風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:48:52.64ID:4XZgtLYHx
大っ嫌いだぼっちざろっくなんて
0011風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:50:53.44ID:lPzjeT4E0
ぼっち「え…?え…?な、ななんの話、ですか??」
リョウ「とぼけなくていいよ。もうネタはあがってるんだよ。
それで、どうなの、その馬の骨とどこまでヤっ…いたっ」
虹夏「あ、あーごめんごめん、ぼっちちゃん、リョウの言うことは
聞かなくていいからっ」
喜多「ひ、ひ、ひとりちゃん!?あ、あ、あの!?
ヤ、ヤッたりはしてないわよねっ!?そ、そ、そんなことっ、あ、あるわけっ…だ、だって
ひとりちゃんは…っ…、わ、わたっ…!」
虹夏「き、喜多ちゃーん、言葉遣いが下品だよー!?あ、あー、喜多ちゃんもちょっと落ち着こうか」
ぼっち「え…え…、み、みなさん…、い、一体…その…ど、ど、どういう」
虹夏「あ、あー、あのその、つまりね、ぼっちちゃんその実は…かくかくしかじかで」
0012風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:51:13.94ID:lPzjeT4E0
ぼっち「わ、わたしにっか、か彼氏っ…!?そ、そそそんなことあるわけないじゃないですかっ」
虹夏「えーけど、PAさんがみたって」
ぼっち「そ、それたぶん、あ、お父さんですよ…お父さんの楽器、壊しちゃったから、
この間、修理に出すために御茶ノ水の楽器店まで一緒に」
PA「あら、そうだったんですか?お父さん、ずいぶん若くみえたんで勘違いしちゃいました」
虹夏「まーたしかにぼっちちゃんのお父さん、見た目も若いよね。なーんだ」
リョウ「そうだったんだ。まあ、わたしは最初からわかってたけど」
星歌「ったく、お前ら初めから騒ぎすぎなんだよ…ほんと呆れるわ」
喜多「そうですよ、みなさんっ!!まったく、だいたい後藤さんに彼氏がいるなんて
そんなことあるわけないじゃないですかっ!!!」ホッ
ぼっち「うぐぅ…」グサ
ぼっち「い、い、イマジナリー彼氏なら何回かいたことあんですけど…は、はは」
虹夏「お、おう…また闇の深いことを」
0013風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:52:39.31ID:lPzjeT4E0
PA「そうだったんですね、皆さん、お騒がせしてすみません。
けど後藤さん、見た目かわいいですし、彼氏がいたっておかしくはないと思うんですけど」
ぼっち「そ、そそそんなむむ無理ですよ。こ、これまで友達すら一人もいなかったですから、
彼氏なんて全然」
PA「ふーん、けどその見た目で不思議です。
男性から言い寄られたこともないんですか?クラスの男の子とか」
ぼっち「……、そ、そですね。ないですね」
一同「……」
0014風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:52:52.68ID:lPzjeT4E0
虹夏「え?え?何、今一瞬、間があったけど、ぼっちちゃん?今の何?意味深。
ホントのこと言おっか?このままじゃ練習始められないよ?」
リョウ「は、なに?告られたことはあるってか?どうなの、ぼっち、隠し事はよそう、ね」
星歌「うん?ぼっちちゃん、何か隠してる?そんなんじゃじゃさっきの彼氏=お父さん説も
検証し直しになるけど、どうする?」
喜多「あはは…やだ、ひとりちゃん…いいから洗いざらい話してもらえるかしら?
わたしもうキレそう」
ぼっち「いやいやいや無いです無いですっ、そんなこと一回もなかったです!!」
PA「(後藤さん、ほんとみんなに愛されててうらやましいなあ)」
おわり
0015風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:58:05.05ID:YeD/NZOm0
こいつら全員彼氏おるやろ
0016風吹けば名無し2023/06/05(月) 23:59:23.32ID:GwTcpJ4Y0
0017風吹けば名無し2023/06/06(火) 00:01:54.91ID:7vshTaOK0