光速の99.5%の速さの宇宙船に乗って出発し、
宇宙旅行から帰ってくると
地球上では約10倍の時間が経過している。
これを浦島太郎の昔話になぞらえて、
「ウラシマ効果」と呼ぶ。
画像
https://i.imgur.com/CDY0wLl.jpg
高さ約450メートルの東京スカイツリーの展望台では、
地上よりも1日当たり10億分の4秒、
時間が速く進む―。
アインシュタインの一般相対性理論に基づく現象を
東京大と理化学研究所などの研究チームが、
160億年に1秒しかずれない超高精度の
「光格子時計」を使った観測で確かめた。 論文は20日までに、
英科学誌ネイチャー・フォトニクスに掲載された。
一般相対性理論では、
時間は重力が大きいほど遅く進む。
スカイツリーの展望台は地上階よりも
450メートル高い分、重力が弱く、
ごくわずかに時間が速く進むはずだ。
東京大の香取秀俊教授らは、
実験室サイズだった光格子時計の小型化に成功。
スカイツリーの展望台と地上階に
1台ずつ設置して時間を測定した。
その結果、1日当たり4ナノ(ナノは10億分の1)秒、
展望台の時計の方が速く進んでいた。
同一の場所での測定ではほとんどずれはなく、
展望台の時間が速く進んでいることが分かった。
小型の光格子時計を使えば
重力のごくわずかな違いが分かり、
数センチレベルの地殻変動の検出も可能になる。
香取教授は
「ゆくゆくは火山活動などの兆候も見られるかもしれない」
と話した。
宇宙旅行から帰ってくると
地球上では約10倍の時間が経過している。
これを浦島太郎の昔話になぞらえて、
「ウラシマ効果」と呼ぶ。
画像
https://i.imgur.com/CDY0wLl.jpg
高さ約450メートルの東京スカイツリーの展望台では、
地上よりも1日当たり10億分の4秒、
時間が速く進む―。
アインシュタインの一般相対性理論に基づく現象を
東京大と理化学研究所などの研究チームが、
160億年に1秒しかずれない超高精度の
「光格子時計」を使った観測で確かめた。 論文は20日までに、
英科学誌ネイチャー・フォトニクスに掲載された。
一般相対性理論では、
時間は重力が大きいほど遅く進む。
スカイツリーの展望台は地上階よりも
450メートル高い分、重力が弱く、
ごくわずかに時間が速く進むはずだ。
東京大の香取秀俊教授らは、
実験室サイズだった光格子時計の小型化に成功。
スカイツリーの展望台と地上階に
1台ずつ設置して時間を測定した。
その結果、1日当たり4ナノ(ナノは10億分の1)秒、
展望台の時計の方が速く進んでいた。
同一の場所での測定ではほとんどずれはなく、
展望台の時間が速く進んでいることが分かった。
小型の光格子時計を使えば
重力のごくわずかな違いが分かり、
数センチレベルの地殻変動の検出も可能になる。
香取教授は
「ゆくゆくは火山活動などの兆候も見られるかもしれない」
と話した。