0001風吹けば名無し2023/04/15(土) 12:22:27.33ID:Kuhht4P70
とある精神病院に二人の男がいた
ある晩二人はもうこんな場所にはいられないと腹をくくった
脱走することにしたんだ
それで屋上に登ってみると狭い隙間のすぐ向こうが隣の建物で
さらに向こうには月光に照らされた夜の街が広がっていた
自由の世界だ!
で、最初の奴は難なく飛んで隣の建物に移った
だがもう一人の奴はどうしても跳べなかった
そうとも
落ちるのが怖かったんだ
その時最初の奴がヒラメいた
奴ぁ言った
「おい、俺は懐中電灯を持ってる! この光で橋を架けてやるから歩いて渡って来い!」
だが二人目の奴ぁ首を横に振って怒鳴り返した
「てめぇ、オレがイカれてるとでも思ってんのか!」
「どうせ途中でスイッチ切っちまうつもりだろ!」
ある晩二人はもうこんな場所にはいられないと腹をくくった
脱走することにしたんだ
それで屋上に登ってみると狭い隙間のすぐ向こうが隣の建物で
さらに向こうには月光に照らされた夜の街が広がっていた
自由の世界だ!
で、最初の奴は難なく飛んで隣の建物に移った
だがもう一人の奴はどうしても跳べなかった
そうとも
落ちるのが怖かったんだ
その時最初の奴がヒラメいた
奴ぁ言った
「おい、俺は懐中電灯を持ってる! この光で橋を架けてやるから歩いて渡って来い!」
だが二人目の奴ぁ首を横に振って怒鳴り返した
「てめぇ、オレがイカれてるとでも思ってんのか!」
「どうせ途中でスイッチ切っちまうつもりだろ!」