「放送局は、男子W杯には1億〜2億ドル(約140億〜280億円)払うが、女子には100万〜1000万ドル(約1億4000万〜14億円)だけ。過去の偉大な女子W杯選手と世界中の女性への侮辱だ」。
今年5月、W杯を主催する国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長は、こう述べた。

 FIFA関係者によると、日本の場合、女子W杯の放送権は昨年に入札が行われたが、日本の放送局側からの提示額は、「受け入れることのできない低額だった」といい、交渉はまとまらなかった。

 FIFA側は、
〈1〉開催国との時差の関係で、日本は観戦しやすい時間帯に試合が行われる
〈2〉前回フランス大会でも、最も視聴者の多かった試合は日本国内で約600万人が見た
〈3〉日本は優勝経験のある実力国であり、今回も好成績が期待できる――などの点から、「放送権料はもっと高くてもいいはず」と主張する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3b0a4167bf14dbe61650fd4ef4cbee0bd1ffd3a9