【オープン戦   阪神4―6巨人 ( 2023年3月22日    東京D )】 阪神・岡田彰布監督(65)が22日、大山悠輔内野手(28)と佐藤輝明内野手(24)の中軸固定を撤回する可能性を示唆した。主力2人の不調もあってオープン戦では13年ぶりだった東京ドームでの巨人戦に敗戦。5回5失点で精彩を欠いた西純矢投手(21)も厳しく叱責(しっせき)した。

開幕まで10日を切っても、大山と佐藤輝のエンジンがいっこうにかからない。岡田監督がついにしびれを切らした。

 「打っているのは6番以降ばっかりやん。2人でクリーンアップを打って引っ張っていくのがずっと理想やったけど、打てんかったらそれはアカンわな」

大山は9回の内野安打が3試合16打席ぶりの安打。佐藤輝も深刻で、3試合12打席無安打の停滞だ。2人の守備位置と打順を固定する就任時の構想が開幕前から揺らいでいる。

 中野に次ぐ二塁の2番手格の渡辺諒は3点二塁打を放つなど好調。「この前(15日DeNA戦)もサードを守っとったやんか。あれは考えなあかんっていうことやんか」と佐藤輝に代わる三塁起用をにおわせた。