■EXIT兼近「大学にいかないと可能性は狭まる。金のために夢や希望を失うのは生き地獄」

“貧困の連鎖”

 厚労省によると、生活保護受給歴がある人の中で、新世帯も生活保護世帯だった割合は69.6%。つまり、多くの場合で、貧困→満足な教育が受けられない→低学歴・低収入→貧困……という“貧困の連鎖”が続いてしまう。

 中村氏は「大学を出ないと国家試験を受けられなかったり、企業が新卒一括採用をしている中で、貧困から抜け出すのに一番早い方法は学歴を手に入れることだと思っている。そこに対する支援はどんどん増えてほしい」と訴える。