本作品『巨乳ファンタジー』はWaffle十周年記念第二弾の作品である。
ライターは巨乳をこよなく愛する鏡裕之。彼の嗜好が正しく全面に出た作品と言えよう。
貧乳がヒロインに一人もいないことからもライターの巨乳に対する力の入れようが伺える。
この辺り、バランスを考えて貧乳ヒロインを一人は入れてしまう他ブランドとは一線を画する。
やつは本気だ。貧乳が多くのユーザーに好まれる時代でも、やつは巨乳一本で勝負するつもりなのだ。

結果は……

抜けた。
ただ、抜けた。

完全にやられた。このゲームは鋭い牙をうまく隠しているのだ。
ただのエロに突入する、悪い意味での"いつもの"抜きゲーでは決してない。

うまく分岐を利用することでキャラクターやヒロイン一人一人の味を出し、
ストーリーを純粋に楽しむ傍らも、見事エロとしての役割を欠かさなかった。

これぞ、エロゲー。