と語るのは、元フランス外人部隊に所属し、“実戦” の経験もあるという神山純一郎氏だ。

「日本ではピストルグリップのついた散弾銃の販売が禁止されていますし、水道管等から作った完全自作の銃だと考えられます。さらに、コードが出ているのが見えるので電気発火式でしょう。

 パイプに火薬を入れたうえ、ベアリングや釘、ビスを詰めて豆電球で作った雷管で発火し、発射する形式ではないでしょうか。自作とはいえ、近距離からの発砲であれば凶悪な威力を発揮します。犯人は銃器に詳しい人間です」

 山上容疑者は、2005年まで海上自衛隊に勤務していたと報道されている。仕事で身につけた知識を悪用したのだろうか。